ムジカべべの演奏会では客席での演奏があります。
客席中央で演奏者が向かい合ったり、客席通路を演奏しながら歩いたり。
すぐ目の前にきた楽器や歌のお姉さんにキラキラした眼差しを向ける子、
目が合うと恥ずかしそうにお母さんの胸に顔をうずめる子。
様々なかわいい反応に演奏する私たちも癒されています。
いつもさらっと行っている客席演奏ですが、実は舞台での演奏とは気を付けることも変わってきます。
まず、演奏者通しの距離が離れることで時差がうまれ、どうしても離れた相手の音は遅く聞こえてきます。
果たしてどうするのか。
聞こえたものに合わせすぎず、己と仲間を信じてテンポを保つ!それのみです!
客席を演奏しながら歩く際は、さらに気を付ける点が増えます。
曲が終わるまでに満遍なく通路を歩き舞台に戻ってくる、や、歩いている演奏者がなるべく近づかないようにする、間奏では笑顔で手など振ってお客様とふれあいたい、となると演奏はもはや朝飯前レベルにしておき、
通路にお子様が出ていないか、など色々な情報を処理していくことにも脳みそを使います。
こう書いていると、さぞ完璧なコース取りで歩いていそうですが、本番でサービス精神が出すぎて曲の最後らへんは速足、なんてことも…。演奏者が舞台から動かない一般的なコンサートとは全く違う、演出豊富でお客様を飽きさせない工夫がいっぱいのムジカべべのコンサート!
メンバー全員の「お客様を楽しませたい!」が本気です!
是非遊びに来てください。
ムジカベべ0才からの音楽会 川瀬愛〈オーボエ〉